すべての行動には目的が有る


人間の行動には、全てに目的が存在することは特に意識はしていなくても納得する人が多いでしょう。

例えば、電車に乗るのは学校や会社に行くためだし、学校に行くのは部活や勉強をするためでしょう。
まあ学校に行くのはそれ以外の目的の人も多いでしょうかね。
そして学校で勉強をする目的は大学受験に合格するためだったり、または卒業が目的の人もいるでしょう。
また大学に行く目的は学びたい学問があるだとか、或いはなりたい職に就くためかもしれません。

更にもっと日常的なことであっても、例えばマクドナルドに行くのはハンバーガーを食べるためだし、トイレに行くのは用を足すためでしょう。
ベッドに入るのは寝るためだし、目覚まし時計をセットするのは明日の朝に起きるためでしょう。

それどころか、手を伸ばす行動一つにしてもコップを取るためだとか、ちゃんと目的が有るはずです。

この様に敢えて意識することはなくとも、人間の行動にはいつも何らかの目的があるのです。
その目的の正誤や是非は関係ありません。 目的がなければ人間は行動しないのです。
 
ところが行動を言葉で言う”動詞”だと考えると、全ての人間にとって、その価値観や生き方、年齢を問わずに行われている最も根源的な行動があります。
それは、「生きる」という行動です。

行動は目的があって始めて発生するはずでしたが、この「生きる」という行動についてだけは、なぜか始めに行動ありきでその目的について明確な答えがない様に見えますね。
 
では“生きる”という行動(動詞)の目的は何なのか? 
そんな事を入り口にして思考を始めてみると面白いでしょう。


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