(注)気分が悪くなった方へ。
皆さんこんにちは。この記事は臨時で書きました。
今までにアンケートから、メタフェイスの項を読んで難病が突然治ったとか、ストレスが消えた、減ったといったポジティブなご感想やご報告を頂いていたのですが、はじめて「気分が悪くなって寝込んだ」という報告を頂きました。
その方はメタフェイスの項を始めから順を追って読んでいったそうで、VR解釈の記事を過ぎたあたりから気分が悪くなったそうです。
具体的な症状を言うと逆に同様の症状を誘発する可能性があるためここでは省略しますが、ざっくり言うと「世界の見え方が変わった」系の内容でした。
その方は日常生活に支障を来すレベルで具合が悪くなり、出来ることならこの記事を読んだ記憶を消したいと言っていました。
YouTube動画をはじめ、ネットの世界にはシミュレーション仮説の話がたくさん述べられていますが、恐らくその様な症状になった人は居ないのではないでしょうか?
ですが本サイトでは、はじめから順を追って読むことで体感的に理解しやすく書いてあるので、逆にVR解釈を本当に理解しかけたことが体調不良の原因ではないかと考察しています。
この体感は恐らく今までに書いて来た、シュレディンガーが物理学を止めるきっかけとなったものであり、また仏教の世界に於いて悟りを開く直前の修行者が
「熱い鉄球を飲み込んだらノドにつまり、飲み込むことも吐き出すことも出来ない状態」
と例えた苦しみのことだと私は解釈しています。
メタフェイスの項ではVR解釈の記事の前に、「現時点で幸せであり、特にこれといった問題が無い人はこの先は読まない方が良い」と書いたのは、そのためです。
元々人々を幸せにするために書いた記事なのに、不幸にしてしまっては本末転倒ですからね。
なので、「この先を読む人は覚悟を決め手から読んで下さい」と書いたのは、レトリックでもなければ釣りでもなく、本当のことなのです。
以前にも書きましたが、幸せな人というのは「完全に洗脳が解かれている人か、完全に洗脳されている人のどちらかだ」と言われています。
つまり中途半端が一番辛いということです。
その昔、天動説が信じられていた時代の人々は、完全にそう洗脳されていたので特に不幸ではありませんでした。なので彼らに無理して地動説を教える必要はないと思っています。
但し、ある程度の知能を持つ人の中には、天動説を無為に信じることが出来ない人が居たわけです。その人達の悩みを取り除くためには、地動説を教えることがプラスに働くことでしょう。
(先に紹介した漫画、「チ。 ―地球の運動について―」を見るとそのことがとても良く分かると思います)
メタフェイスについてもそれと同様です。この世界が今まで通り、実在すると信じ切っている人はそのままでも良いと思います。
ですが今の自分に納得出来ない、運命に納得出来ない、自分のやりたいことが見つからない、存在意味が見つからない、道が見つからない、自己肯定感が持てないなどで悩んでいる人にとっては、メタフェイスはプラスに働く可能性があるでしょう。
そしてかつての地動説がそうであったように、ある年齢よりも上の方は大幅な価値観の変更はしない方が安全かもしれません。
逆にこれから生まれてくる世代の人にとっては、地動説のようにVR解釈が当たり前の世界になると私は予想しています。
最後に本サイトの記事を読んで気分が悪くなった方の為に解決策を少し書いておきましょう。
真実というのは、究極のところあなたが決めるものです。
例えば宗教を信じている人にとっては、宗教の教えが真実なのですよ。たとえその教えに矛盾するような現象や実験結果があったとしても、無理やりにでも自分の信じる宗教を使ってそれらを解釈(説明)しようとします。
それにより結果的に仮定がどんどん増えることになったとしてもです。
ええ、天動説がそうであったように。
この現象は物理学の世界でもしばしば見られます。実際に相対性理論や量子力学を受け入れられなかった物理学者らが、旧来の物理学を使って何とか説明しようとした歴史があります。
そしてその際には、往々にして新たな仮定が増えていきました。
例えばエーテルだとかディラックの海だとか……。
因みにオッカムは、「同じ現象を説明する際に、必要とする仮定が最も少ない説明を採用するべきだ」と言いましたが、これは科学の世界の於いては的を射ているでしょう。
話を戻しましょう。
仮にVR解釈が最も少ない仮定でこの世界の全てを綺麗に説明出来たとしても、従来の世界観の方が信じやすいのなら、そちらを信じれば良いのです。あなたにとっての真実に、正解はありません。
これは大分先で述べる予定でしたが、あなたにとって何が真実となるかは、あなたにとって最もリアリティー(臨場感)が高いものだと思って下さい。
逆に言えば、臨場感を高めればそれがあなたにとっての真実となります。
もしVR解釈を忘れたいのなら、従来の世界観の臨場感を高めれば元に戻ります。
具体的な方法は、従来の友人と多く話したり今までずっとやってきたことを無心にやることです。
そうすれば従来の世界観の臨場感が勝手に上がります。(因みに男性には、女性と話すことを最も勧めています)
因みに私が「この世界はフィクションではないか」と気づいたのは1995年から1996年頃でしたが、同様にすこぶる気分が悪くなって苦しみました。ですが私は道を戻ることはせず、上手く付き合っていくことを選択をしました。
真理の探究に疲れたら、まだ元の価値観で休息を取るようにしたのです。
つまり「矛盾で論理の息継ぎをする」という、漫画のシーンに描かれていることと同様のことを実際に私はしてきたわけです。
そして若い時にはそれが上手く出来ないことが多いので、私はあまり若い人に真理の探究を勧めたくなかったりします。息継ぎの仕方を知らずに泳ぐのは、とても危険だからです。
そもそも人間というのは矛盾をはらんでいて良いと思います。VR解釈を支持していながら、時に全くそれと矛盾することに夢中になってみたり……、それが人間なのだと思っています。当然、私だって同様です。
人間は論理マシーンではありませんからね。そうやって体を壊さないようにバランスをとり、上手に真理を探求していくことが重要だというのが現時点での私の結論です。
取り敢えず以上としますが、今回の内容は極めて高度なことであり、且つ文章もあまり噛み砕かずに書きました。なので難しかったかもしれません。
ですがメタフェイスの記事を読んで気分が悪くなる人というのは、ある程度の知能の持ち主だと思われるので、良ければ参考にしてみて下さい。
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