ニュートンが万有引力を発見したってどういう事?


かのアイザック・ニュートンが、万有引力を発見したというのは有名な話ですね。
ところがそのついでというか、枝葉としてこんな話を聞きませんか?

「ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、万有引力(重力)を発見した」

こんな説明をする大人が居るから、子どもたちが戸惑ったり科学を誤解したりするのですよ。
だってニュートンが気づくまで、誰も地面に物が引っ張られて落ちることを知らなかったとでも言うのでしょうか?

きっと石器時代の人類だって、物が地面に引っ張られて落ちることは知っていたでしょう。
また高い場所から物を落とすと、より激しく地面にぶつかることも知っていたでしょう。
いえ、猿だってきっと知っているはずです。だから高い木から手を離して落ちないのですからね。
たとえそれを重力や万有引力と名付けなかったとしてもです。

ニュートンが発見したのはリンゴを地面に落とす力と惑星を太陽の周りを楕円軌道で回らせる力が同じもので、どちらの動きもたった一つの同じ方程式で表せることなのです。

昔は地上の法則と天空の法則は別だと考えられていましたが、それらが実は全く同じだということをニュートンは示したのです。
そのたった一つの式はとても簡単なので書いておきます。(高校物理の表記です)

F = - G M m / r2

リンゴが地面に落ちる運動も、惑星の楕円運動も全く同じこの式で表されます。

こうしてニュートンによって、地上の法則と天空の法則が統一されました。


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