物理学2.0


量子力学などの発展に大きく寄与した著名な物理学者、リチャード・P・ファインマンは以下のような言葉を残しています。

『数学や物理学というのは、神様のやっているチェスを横から眺めて、そこにどんなルールがあるのか、どんな美しい法則があるのかを探していく事である』

皆さんにはこのファインマンの言葉の意味がわかりますか?
例えばチェスや将棋の様な人間が作ったゲームには、そのルールが明確に示されていますね。具体的には全てのルールが本にまとめられていたり、ウェブにまとめられていたりすることでしょう。

しかしながら物理法則というのは、作者がどこかにそのルールをまとめてくれているわけではありません(笑)。
つまり、何もルールを知らない者がチェスや将棋の対局をたくさん見ることでそのルールを推測するように、物理学に於いても様々な実験や観測、計算をすることでそのルールを推測するしかありません。
つまりそのルールを推測していく学問が、数学や物理学である。ファインマンはきっとそう言っているのだと思います。

もちろんそもそもルール自体が存在しない可能性も無いわけではありません。ええ、本当は法則など存在せず、この宇宙は支離滅裂で滅茶苦茶の可能性もあります。
ですが物理学者とは、この宇宙には美しいルールがきっと存在していると信じている人達のことなのですよ。
そして物理学を学べば学ぶほど、そう信じずには居られない様なエレガントな法則が見つかるのです。


ではそれを踏まえた上で「物理学2.0とは何なのか」について述べましょう。
私は従来の物理学では最終理論、つまり超(大)統一理論は作れないのではないかと考えています。
超統一理論は「万物の理論」とも言われており、この宇宙の全ては元を辿ればこの理論から作られているという究極の理論のことでしたね。

物理学にはいくつかのルールがありますが、その中の一つは

「法則は必ず数式を使って表わす」

ことです。例えば言葉だけでは理論にはなりません。
そしてこの数式を使って表わさなければならない決まりが、物理学1.0の限界なのではないかと私は考えています。


私がメタフェイスを使ってファインマンの言葉を説明するならば、「神様のやっているチェス」とはマスタープログラムの動作のことです。
そしてマスタープログラムの法則を解読することが、VR解釈を受け入れた後の新しい物理学となるはずです。

マスタープログラムとはコンピュータープログラムのことですから、その解読については既に適切な言葉が存在していますね。
つまり物理学2.0とは、

この宇宙を動かしているマスタープログラムを逆コンパイルしてソースコードを見つけること

であると言えるでしょう。

「逆コンパイル」という言葉に馴染みがない方は、「リバースエンジニアリング」と言えば分かるでしょうか?
これはコンピューターソフト(アプリ)の実行ファイルから、ソースコード(ソフトの設計図)に変換する作業のことです。
皆さんはソフトを購入した時に「リバースエンジニアリングを禁じる」という利用規約が書かれているのを見たことがありませんか?

つまり物理学2.0とは数式だけではなく、よりアルゴリズミックにこの宇宙の法則を説明する学問だと定義します。
そうすることで「この宇宙がどうなっているのか?」だけでなく「なぜこうなっているのか?」という究極的な問いにも答えることが出来ると私は考えています。
そして究極の理論である「万物の理論」は、おそらくその形でこそ表わすことが出来ると私は予想しています。

つまり物理学2.0の最終目標は、

「万物の理論」をプログラムコードの形でもって作り上げること

です。もしそれが出来たならば、VR仮説が正しいと推測するための強力な根拠となるでしょう。
もちろんその時には物理学1.0は終了することになるため途方もない話ですが、私が考えているメタフェイスプロジェクトはそのレベルの事なのですよ。


因みに以上は全て私のオリジナルの考えであり、物理学界の考えではないので宜しくです。

さて、この話を聞いてあなたが「目からウロコが落ちた」と感じたのか「ぶっ飛んでる」と感じたのか、或いは「さっぱり理解出来ない」と思ったのかは判りませんが、これからじっくり具体的な内容に入って行くとしましょう。


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