武器輸出は日本の平和のためになる?


AI規制の話に続いて、またまた時事ニュースについて考察してみましょう。

ニュースを見ていると本当に疲れることが多いのですが、先日、日本が国産の戦闘機を制限付きながら輸出する事を決めたそうですね。

日本に於いては昔からずっと武器輸出には反対する人が主流派のようですね。
その理由は「世界の紛争を助長する」とか「日本が死の商人をするな」といった意見が多いですね。
要するに「武器輸出は日本の平和主義に反する」的な意見でしょう。

ですが武器を輸出することによる経済的なメリットを言う人は居たとしても、「日本が多くの国に武器を輸出すればするほど、実は日本は平和になる」というロジックを聞いたことがある人は少ないと思います。
極端なことを言えば、もしも世界の全ての国の全武器が日本製になったなら、日本は国防のための戦力を持つ必要がなくなって自衛隊すら必要なくなるでしょう。
その理由がわかりますか? 今回はこの一見理解するのが難しそうなロジックについてのお話です。

現代の兵器は戦闘機にしても戦闘艦にしても戦車にしても、全ては電子制御で行われています。つまりコンピューター制御になっているわけですね。
砲弾やミサイルを撃ち込むにしても、人が目測で照準を合わせているわけではなくGPSなどを駆使してターゲットに正確に命中させるのですよ。と言うより、GPSは元々そのために開発されたものであって、カーナビやスマホに搭載するためではありません。
そして現代の戦闘機や戦車はネットワークで全てが繋がっているそうです。それによって戦況を把握して戦術を決めたりしているのでしょう。
つまり現代の兵器はコンピューターとネットワークのかたまりということですね。

コンピューターで制御されているということは、その機能はソフトウェアで決まるということです。そしてソフトウェアとはコンピュータープログラムのことですね。
因みに現代の自動車も殆どはコンピューターで制御されているため、もしコンピューターが動作しなくなればエンジンすら掛からなくなるでしょう。

もう分かりましたね?
外国に輸出する武器に組み込まれている全てのソフトウェアに、日本だけは攻撃出来ないようにする機能をこっそり入れておけば良いのですよ。
例えば日本を攻撃しようとしたら機能停止するようにするのも一つの手でしょう。
そうすれば日本は戦力を持たずとも、防衛力を手に入れたも同然です。

因みに現代のアメリカ製の兵器には既にその様な機能が入っていると言われています。
日本はイージス艦や戦闘機などアメリカから多くの兵器を買っていますが、もしも日本がアメリカの敵国になってアメリカを攻撃しようとしたとしましょう。
するとアメリカからこれらの兵器にある信号が送られて、全ての兵器が動作停止すると言われています。
つまりアメリカ製の兵器を多く使う日本に勝ち目はありません。

武器の製造を牛耳るということは、これだけの利点があるのですよ。

アメリカ製に限らず外国製の兵器のソフトウェアには何が仕組まれているかわかりません。
つまり外国製の兵器に頼り切ることはリスクが高いのですよ。
なので自国の兵器は自国で作るのが鉄則なのです。

これでわかりましたか?
「日本が武器を作って輸出すればするほど日本は平和になる」と言った意味が。

国防については子どもレベルの議論はそろそろ終わりにして、日本に於いても現実的な議論が出来るようになるべきでしょう。
ですが私の予想では、今回書いた意見はマジョリティーに受け入れられることはないと思われます。
なぜなら日本人の脳には軍事の話になると上記の兵器のソフトウェアと同様に、思考停止するようなプログラムが入っているのですよ。
そしてそれはきっと暫くは続くでしょう。それがわかっているからいつも虚しい気持ちになるわけです。

だから私はニュースを見ていると、いつも何とも言えない疲労感に苛まれるのです。
これを強いて例えるなら、カルト宗教の集会に参加させられた時に感じるであろう疲労感に近いでしょうか……。


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