女性の自殺の増加について


時は、あたかもコロナ禍。そんな中、女性の自殺者が増えているとのニュースが有りましたね。
ちなみに男性については前年とあまり変化はないそうです。

この話はもう少し後に書く予定だったのですが、自体は切迫しているので早めに公開します。
少し前に竹内結子さんの記事を書いたばかりですが、すぐさまこの様な記事を書くことになって残念です。

さて、この現象の考察としてニュースでは、外出できないストレスが女性の方が大きいとか、女性の方が接客業をしている割合が大きく、コロナウィルスへの感染の恐怖などの精神的ストレスが大きいなどと言われているようですね。
当然ながら、実際のところは私にはわかりません。ですが、あまり報道されていませんが、やはり経済的な理由もあるのではないでしょうか?

まだ気づいていない人が多く居ますが、コロナが収束しようがしまいが、今後の社会は大きく変わります。
いえ、実は既に大きく変わりかけていたのですが、コロナをきっかけにしてその変化が想定よりも早まった、というのが正しい解釈だと思います

社会の変化の内容とは、大局的に言えば、我々の社会はどこに向かっているのか?に書いた通りです。
テクノロジー的には、既に人類は大きな転換点に差し掛かっていました。今まで変化を止めていたのは、明確な主義や理屈と言うよりも今までの慣習を何となくそのまま継続しようと考える、ホメオスタシスに基づいた人々の感情と、新しい社会へ変化するとそれに順応できず、今までのように若い世代にマウントを取ることが出来なくなることを恐れる大人たちの感情でしょう。

ところが突然現れてその壁を壊したのが、コロナウィルスというわけです。私もこれほど社会変化の時期が早まるとは思っていませんでした。なので、この記事も急ぐ必要が出てきたわけです。

テクノロジーの進歩の是非については置いておくとして、それはこれからも確実に進むでしょう。我々の社会はどこに向かっているのか?に書いた様な、人々の代わりにAIを内蔵した機械が殆どの労働をしてくれる時代が近い未来に来ることは既に判っています。
その時代が我々人類にとってパラダイスなのか地獄なのかについてのディスカッションはまた改めてしましょう。今回の本題はそれではありません。

問題なのは、社会の変化というのはたった数日で終わるものではありません。変化が始まってから完了するまでの間、“過渡期”というものが必ず存在するのです。
そして残念ながら、次の時代に変化し終わるまでの過渡期であるこれからの数十年間、多くの女性にとっては苦しい不遇の時代が訪れるでしょう。
具体的に言うなら、“女性の貧困”が深刻化します。特に、比較的若い女性の貧困が深刻となるでしょう。

理由は簡単です。社会の変化の順番として、今まで主に女性が従事していた職種から機械に置き換わっていくからです。
スーパーやコンビニのレジ打ちや、受付け、テレフォンオペレーターなどはやはり女性が多めの仕事ですよね?
或いは事務職系のデスクワーク、居酒屋やファミレスの店員(調理師ではない接客要員)などなど。いわゆる専門スキルを必要としない単純作業ですね。
もともとこれらの業務は、技術的には既に機械に置き換えられるものでしたが、様々な理由で今のところ置き換えていなかったものです。
ところがコロナのおかげで、これらの機械化が間違いなく早まることでしょう。
理由は感染対策だけでなく、お店や企業の経営者はコロナのおかげで今は経済的に余裕がありません。なので人を雇うことが難しくなるのですよ。機械の方が人件費と比べると遥かに安いのです。
よって店や企業を継続させるためには綺麗事を言っている余裕が今の経営者にはないのです。もしも無理に人を雇用し続ければ日本の市場は完全に外資に支配されるでしょう。AmazonやUberなどで、その現象は既に始まっています。

そしてきっかけはコロナであれ、一度レジや受付、飲食業の店員などが機械化されたらそれが元に戻ることはありません。そして大量生産により機械は更に安く、高性能になります。よって今これらの職についている方々の運命は”エレベータガール”と同様になるでしょう。
我々の社会はどこに向かっているのか?に書いたように、人類は“合理への道”を逆戻りすることが出来ないことは、歴史を見れば明らかです。
これは皆で一斉に自動車を使うことをやめて、馬車と人力車に戻ることが出来ないのと同じくらい明らかなことなのです。

ところが、、、例えばレジ打ちの仕事だけでも全国で何人の人が従事していると思いますか?
そしてその多くは女性です。更に言い方は悪いですが、彼女たちの多くはいわゆる専門技能や高い学歴を持っていません。
また彼女らには男性の肉体労働者を上回る腕っぷしの強さもないでしょう。大型車の運転適正も男性と競えば女性はかないません。
ではそんな膨大な数の彼女たちが失業して転職するとして、次にどんな仕事に就けると思いますか? 就けそうな仕事は恐らく同様に、既に機械に置き換わっていることが容易に想像できますね。

よって誰も本当のことを言いませんが、今後、膨大な数の女性の失業者が出ることはもう判っているのです。
政府が“女性の活用”や“移民の受け入れ”などと言っていた時期もありましたが、コロナ以降パッタリですよね。今では雇用の調整弁の先頭である外国人労働者が失業しています。そして次に切られるのは……。

今回ここに書いたことはジェンダーの話でもイデオロギーの話でもジョークでありません。単なる論理的に基づくファクトです。
そして経済的な困窮者が増えると、自殺者が増えることは今までの歴史が示しています。

極端な話、男性ならばホームレスでも何とか生きていけますが、若い女性がホームレスというわけにもいきませんよね? なので歴史的には、経済的に困窮している女性は性風俗で働いていてそれが最後のセーフティーネットになってましたが、今後はその業界も人が溢れて競争になってしまいます。実はその現象は、コロナ以前から既に起きています。ここでは細かいことは書きませんが、ITの進歩も性風俗業界の雇用を減らします。

そうなったら、「もう死ぬしか無いじゃん」と考える女性が増えてもおかしくありませんよね?
今回のニュースは、その前兆がもう起きていることを示唆していると私は捉えています。


なんだか救いのないお先真っ暗な話をしましたが、女性の皆さん、安心して下さい。ちゃんと解決方法があります。しかも、バカみたいに簡単な方法です。なので、これを読んでいる(おそらく少数の)女性の皆さんは少しお待ち下さいね。

自殺自体の是非については科学的な答えなんてものは無いので、ここでは述べません。
よってこれは100%私のエゴですが、自殺の増加は心が痛むので減ることを望んでいます。
何れにせよ、この件で死ぬのはいくらなんでもバカらしいですよ。

答えはまた改めて書くので、もう少しお待ちを。
別にもったいぶって引き伸ばしているわけではなく、その前に理解しなければならないことがいくつかあるのです。

現時点で一言だけ言わせていただくと、特別なスキルや才能や野心がなく、これといってやりたいことも見つからない、昔ながらの奥ゆかしい日本のサイレントマジョリティーの女性。

私はあなた達の味方です。


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