なぜ宇宙が存在するのか?


4,なぜ宇宙が存在するのか?

答え:

数学に通じた作者(マスタープログラマー)がコンピューターを使って作ったからです。
仮に宇宙を作った目的やその作者を作った者が何なのかは判らなかったとしても、この問いに対する答えはこれです。


では解説です。

これは “究極の問い” に対する答えになりますね。私はずっとこの問いの答えが最も難しく、万が一、生きている間に答えに至ることがあってもきっと”4つの問い”の中で最後だろうと思っていました。
因みにあのホーキング博士も、「この問いの答えは存在するかどうかも分からない」と言っていました。
それ程までにこの問いは我々人類にとって根源的であり、そして難解なものです。だってもし宇宙が存在しなければ我々が認知する万物も、また人類自身も存在していないことになりますからね。

もしこの問いに答えることが出来るとしたらそれは一体どんな学問のどんな理論なのか? そして何をもってこの問いに答えたことになるのか?
そんな糸口さえも見つからない問いに見えます。(因みに学生時代の私は物理学がその答えに繋がっているのではないかと考えて勉強してきたことは先述の通りです)

しかしながらそんな状況を打開するのがVR仮説なのですよ。

先述 の通りもしVR仮説が正しいとしたら、この宇宙の存在は単なる偶然の産物ではなく作者(マスタープログラマー)が居ることがほぼ間違いないでしょう。
だとしたなら、この宇宙が人類が存在できるように ファインチューニング されている事も頷けます。その奇跡的な偶然を説明するために、もはや人間原理を用いる必要もありません。

つまりこの問いへの答えは、“数学に通じた作者がコンピューターで作ったから”です。

コンピューターで作られているのならば、この世界が数学で作られている ようにしか観測されないのも当然でしょう。だってコンピューターは数学以外は処理できませんからね。

確かに作者がこの宇宙を作った理由や目的はわからない可能性があります。(私は多分わかると思っているのですが、それについてはまた改めて)
更に言うなら 私がクリスチャンと議論した時 のように、その作者を作ったのが何者なのかといった疑問に答えることは出来ないかもしれません。ですがたとえそうであったとしても、この問いに対する答えは論理的に上記になります。

但し 真理から導く我々の存在理由 に書いたとおり作者が居る時点で、この宇宙の存在は単なる偶然の産物ではなく何者かの意図が働いていることだけは、ほぼ確実だと言えるでしょう。つまり宇宙にも、我々にも、その存在理由が”無いことはない”ところまでは判りました。
ならば人間が生きる理由が、無目的ではないことも確かだと言えるでしょう。


この答えに行き着いたのは、”3の問い”の答えが出てからかなり時間が経ってからでした。
一般に言うところの無神論者である私にとってこの宇宙に作者が居るかどうかについては、どちらかというと……、いいえ、正直に言って明らかに否定的でした。よって作者の有無についてはずっと答えを保留としていましたが、おそらく作者が居るのではないかと強く思ったのは、VR仮説に至ってからでした。
具体的には2012年から2013年頃の話です。

そして実質的にVR仮説自体がこの問いへの答えに直結していたと言えるでしょう。

もしもホーキング博士が在命だったら是非、この私が出した”究極の問い”への答えに対する評価を聞きたかったと強く思います。
16歳で彼の存在を知り、本当に紆余曲折ありながら私はここまで来ました。彼がいなければきっと私はここには辿り着いていません。
ホーキング博士を生で見たのは高校時代の一度だけですが、若き日の私にとって彼は父親のようでもあり恩師のようでもあり、またヒーローでもありました。

いつかホーキング博士と天国で会えたなら、果たしてこの私が出した答えにA評価をくれるだろうか?と時々思ったりします(笑)。


さて、ここまで読んできてもしかしたら上記の答えには満足しない人も居るかも知れませんね。何故ならこの答えは、作者がこの宇宙を作った目的についてが言及されていませんので。しかしながらその答えには メタ世界 の事情が絡んでいることが容易に予想されますね。
そう、我々の世界に於いてゲームを作る目的がゲームの中ではなく実世界に有る様に。

何れ改めて詳しく書きますが、私はこの世界の人間には二つの意識があると考えています。
それはメタ世界の意識とこの世界の脳が生んでいる意識です。そしていわゆる思考をしているのは、この世界の脳が生んでいる意識の方だと私は考えています。
そしてこの意識は恐らくメタ世界を理解できない構造になっていると私は考えています。例えるなら我々の知るゲームの中のキャラクターが、コンピューターの外の実世界のことが理解できないようなイメージです。
つまり、メタ世界についてはいくら我々の頭で考えても正しい答えを知ることが出来ないのではないか?というのが今の私の考えです。

そして当然ながら、この宇宙の作者(マスタープログラマー)を作った者というのは、メタ世界を作った更に上の世界である、言うなれば”メタメタ世界”の存在である可能性が高いでしょう。
よってこれについても到底我々の頭脳で考えても答えを知ることは出来ないと思われます。

つまり上記の答えに行き着くまでが、我々人間の思考力の限界なのだと思われます……。

しかしながら、、、です。私は一つだけこれらの答えを知る方法があると考えています。
確実ではありませんが、絶対に方法が無いということではありません。

いつかその答えについても私は探してみたいと考えていますので、お楽しみに。


最後に、私はVR仮説を受け入れてメタ世界を考慮した考え方をする人のことを、人類2.0と呼んでいます。
よってこの”究極の問い”というのは、おそらく人類1.0に於ける最後の問いであり、その答えは人類2.0に片足を踏み込むもの、表現を変えれば”人類2.0へ橋渡しをする”ものだと考えています。


戻る   トップページ